2006年06月14日

舞台『メタルマクベス』

SHINKANSEN☆RS(劇団☆新感線)の舞台
「メタルマクベス」を見に行ってきました〜!

えとね、4時間なんて長くてキツイかもとか思っていてごめんなさい。
全然長く感じませんでした。
つぅかめちゃめちゃ面白かったよ!

以下は長い長いレビュー。
ネタバレも含むのでこれから観劇予定の方やDVD待ちの方はスルーの方向で。

6月14日 青山劇場 昼の部(12:30開演)
SHINKANSEN☆RS 『メタルマクベス』

舞台を見てまず驚いたのは、LED?かどうかは定かではないですが、大物ミュージシャンなんかがライブで使用するのと同じくらいの超大画面。
もうこれだけでオイオイいくらかかってんだよ…!と突っ込みたくなります(笑)
セットの一部もその大画面にCG映像を映すことで背景になるわけですが、勿論画面だけでなく周囲のセットも豪勢に作られています。せり上がってきたり回転したり本当いくら(略)
歌のシーンでも歌詞が画面に映されるので(それも当然ただ文字だけ映すわけじゃなく)場面によっては何処をメインに見るべきか迷います。
ネックとしてはサイドの席からだと見えにくいのかも。私は後方であるかわりにセンターに近かったんで舞台全部がよぉく見えましたが。
音響や照明にも高い技術が垣間見えます。音楽やセリフが反響で聞こえにくいということもなく、詰め込みまくった演出でありながら思ったより見ていて疲れない、そんな感じでしょうか。とにかく「スゲー」の一言。

スゲーといえばオリジナルグッズもすごい種類…パンフレットも3500円という価格で、LPレコードと同じサイズというデカさ。特典DVDがついて…ってもうパンフレットの粋越えてますがな。涙を飲んで購入断念…だって何処に保管すんのこんなデカイのを(泣)
劇中歌のCDも発売。当然会場でしか購入できないのでレア!なのですが…ある意味一度聞いたら十分な内容でもあるだけに、こちらも迷って購入断念。
ストーリーに沿った歌、歌い手の姿あってこそ!なものも多いし。森山未來の歌声が入っているCD、とすれば貴重といえば貴重なのだが…ッ(でも2曲だけなんだよね歌ってるの) 

で、前置き長くなりましたが本編について。

冒頭からして「一体何を見に来たのだ私は」と思わせる場面が。
いきなりカレーをグツグツ煮込んでるところから始まるとは思わないよな。
しかも「林さんのカレー」ってもう時効に近いネタだし!
他にも「若い人にはわからんだろ」なネタも満載。でも多分分からない人でもなんとなく面白かったりするんだろうなぁと思います。言い回しが面白いから。

さてタイトルが示す通り『メタル』な音楽がガンガン流れます。
「メタルマクベス」とは劇中に登場するバンド名なのですが、これ俳優さんがホンマに歌ってるのだね(笑)最初本編とバンドは別物なのかと思ってた。
――それもその筈、このバンドの存在と本編とがリンクして綴られていくわけですが。
伝令係吉田くん(役名)がすぐ横の通路を通ったのに驚きつつ(おかげで入口ドアから音がする度に誰か出てくるのかとドキドキしてました←結局それ以降誰も通らず)今度こそ本編中の本編が開始。

ストーリーの大筋を説明する『報告』を冠くん(役名)が大熱唱。
この後も冠くんはガンガン歌うシーンがありますがいや〜歌うまい!なんて簡単な言葉でしか表せないのが悔しいのですがそりゃぁもう本当に見事な歌声です。

主演の内野さんはもう喋って歌って変な顔してひとりで10人分くらい活躍しております(笑)や、最初の登場がメタルマクベスのボーカル、マクベス内野として、なので最初誰だか分からなかったくらい…。つか殆どの人が凄い格好(一言で表すならメタルな)しているので、オペラグラスで顔確認&声を聞くまで誰だかわからんですよ!
このバンドを始め、劇中の歌(メタル)は全て脚本と同じくクドカンが作詞しているそうで、そらもう酷い歌詞です(褒め言葉)歌にもがつんがつんパロネタが含まれているのがまたタチ悪いし(笑)

さて私がどこを見るかっつったら森山未來なんですが。
上条さん演じる王様(過去、平行世界では社長)の息子、つまり王子(社長の息子)として登場。役名はレスポールJrだけど殆どジュニアと呼ばれてる。
どうでもいいが彼は“社長の息子”(大きな会社から小さなお店まで)とか“ヒロインの弟”とか多くないか。出演作の殆どがどっちかに当てはまる気が…(モノによっては両方)王子キャラなのか?といえばそうではないと思うのだけど。
父親がずるむけ(要するにハゲ)なので将来自分もずるむけにならないか心配しているのが可愛い。抜け毛をめちゃめちゃ気にする王子。松さん演じるランダムスター夫人がずるむけJrとか言い出してから皆ずるむけJrって呼び始めちゃったよ!
まあ心配空しく5年後に見事ずるむけになるのだが。
バンダナ巻きのスタイルが格好良かったのに(勿論ダンスと歌も)それはシリアスパート専門のスタイルなのか、場面が切り替わったらお笑いモードに変わっていた。サイヤ人みたいな髪型(ヅラ)…しかも針金仕込み。
かなり報われないキャラです、ヅラが主原因で死ぬし(笑)

平行世界、社長の息子としては名前が「きよし」…もうこれだけで思いつく人もいるのだろう、某演歌歌手のきよしヨロシク演歌で勝負。(でもただの演歌じゃなくてメタル演歌らしい)
ここでは果てしなくバカな格好で登場。金髪坊ちゃんヘアーでピンクのスーツ、襟と袖にフリフリのフリル付き。見るからにアホ丸出しで喋り方までアホっぽい。

 おやっの♪おやっの♪おやっのななひかぁ〜りぃ〜♪

――と、格好も歌詞もアホ丸出しだが歌は巧い(笑)
背景の大画面にプロモーションビデオ(?)も流れる仕様。クルクル回るバカ息子。
メイドさんをバックダンサーに従えてダンスも披露、歌い終わったらなぜかタップのソロ。こんなアホ丸出しの格好で華麗なタップ披露すなよ!格好と演歌とタップ、凄まじいミスマッチぶりです。
2役とも「彼にこういうのをやらせたらきっと面白い」というのがよぉぉくわかってらっしゃるなぁ!と感心するハマリ役でした。
3月のダンスライブでは見られなかった、「こういうのが見たいんだ!」な未來が沢山見られて満足ですよ…!もしかして出番少ないのかなぁとか思ってたんだけど十分多かったしね。全体が長いから割合はサブでも十分長いです。

松さんと橋本さんのセリフの長さと動きの速さ、そしてテンションの高さはハンパじゃねぇ…!
この人たちは夜の公演でもこれらをまたやるのですか(つか、明日も明後日も…)と考えると本当に凄いとしか言いようがありません。
松たか子といえば本来は舞台の人なんだもんなぁ。私はドラマでしか見たこと無いからイメージが!なんて思ったけど本当はこういう役の方がイメージ通り…なのか?どうなんだ!?それでいいのか!?今までテレビで全く見たことのない松さんが沢山見られましたよ!劇中歌も歌手としてリリースしてる歌とは大違い。まあそうだよなメタルゥ(巻舌)だしな!


……ってなんかこの時点で凄い長さになっているのだが。
基本的には笑い重視(と私は見た)なので真面目なマクベス見たい方には全く向いてない。まあどう考えてもまともな話じゃないことは少ない前情報でも一目瞭然か(笑)私はマクベスの原作はよく知りませんが、少なくともこんな話じゃないことくらいは分かる(笑)
ギャグの内容については割とベタなネタから若干シモだったり元ネタ分かりづらいパロだったりもするので、多少好き嫌いは分かれるかもしれない…が。あの劇場内の雰囲気からすると笑いの境界線が下がる気はする。冷静に思い返すとそうでもないネタでも十分引っ張って笑えます。
まさに踊るアホウに見る阿呆、作る方も見る方も高いお金と体力という代償を支払ってとことん楽しむための舞台って感じです。

休憩あわせて4時間という長い舞台ですが長さを感じさせないくらいあっという間に過ぎていきました。場面転換がスムーズなお陰でダレないところが凄い。普通舞台ってセット替えに時間掛かるんで、暗転の時間が長くてダレやすいと思うんですが、この舞台では大画面がセットの代わりを果たしているのもあって非常に場面転換が早いです。スタッフさんの職人技を感じます。

終演後は3度のカーテンコール、その後はスタンディングオベーション。
いや〜とにかく濃い!凄い!時間を過ごすことが出来ました。

ってなわけで流石高いチケット代を支払っただけのことはある舞台でした。
ロビーで他のお客さんの会話など聞いてると、実にリピーターが多い。確かにもう一回見たいなぁと思うのも分かります。DVDが出たら買おうかなぁどうしようかなぁなどと悩み中。特典によっては買ってるかも分かりませんわ(笑)

ではでは長々おつかれさまでした。レビューおわりー!
posted by マツモト at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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